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東京オリンピックはもちろん、情報オリンピックも応援しませんか?

情報オリンピックとは?

国際情報オリンピック(International Olympiad in Informatics, IOI)は、「国際科学オリンピック」の7部門のうちの一つです。1989年にブルガリアで第1回が開催されて以来、2019年のアゼルバイジャン大会で30回を数えました。日本は1994年に初めて参加しています。

IOIの目的は、高校生までの生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見出し、その能力の育成を助け、また、各国の選手・教育者同士の国際交流を図ることにあります。スポーツオリンピックと同様に、立候補した国の中から投票で開催国が選ばれます。毎年約70~80ヶ国が参加し、各国は選手を4人まで出すことができます。
https://www.ioi-jp.org/whatisIOI.php

日本情報オリンピック

日本情報オリンピック(Japanese Olympiad in Informatics, JOI)は、日本の高校生以下の生徒の中から情報科学的な能力の豊かな生徒を見出し、その才能の育成を助けるとともに、国際情報オリンピックに日本代表選手として派遣することを目的とした事業です。主催は、特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会(略称:JCIOI/IOI日本委員会)。
https://www.ioi-jp.org/joi.php

ちなみにハーツテクノロジーは、情報オリンピック日本委員会(JCIOI)を通して、JOI事業を支援しています。

2018年の日本大会

2018年の初めての日本大会は、9/1~9/8の一週間にわたって開催されました。
会場は茨城県つくば市。参加国は87国、参加者は335名。日本からは、選手4名派遣し、金メダル1、銀メダル1、銅メダル2を獲得。開催国に与えらえる特別参加枠の4名は、金メダル相当1、銀メダル相当2、銅メダル相当1を獲得しました。
https://www.ioi-jp.org/ioi/2019

2019年のアゼルバイジャン大会

2019年のアゼルバイジャン大会は、8/48/118日間にわたって開催されました。会場は首都のバクー。参加87国、参加者は327名。日本からは、選手4名派遣し、金メダル1、銀メダル3を獲得しました。

https://www.ioi-jp.org/ioi/2018

競技内容

競技は個人選で、1日5時間で3問または4問(日本情報オリンピック本選では、4時間で5問)を解くことを計2日行ないます。
与えられた問題を解くためにアルゴリズムを考え、それに基づいてプログラムを書きます。
そして、実際にコンピュータ上で実行させて出力した結果の正しさを競います。
使用メモリや実行時間に厳しい制限があるので、よいアルゴリズムを設計するために、プログラミング能力はもちろんですが、高い数理的能力も求められます。

例えば、こんな問題。

勇者のビ太郎は,魔王と対峙することとなった.ビ太郎は,縦 H 行,横 W 列のマス目上に宝石 (Jewel),オーブ (Orb),金塊 (Ingot) を配置し,魔法を発動することによって魔王に攻撃をしようとしている.以下,マス目のうち上から i 行目 (1 ≦ i ≦ H),左から j 列目 (1 ≦ j ≦ W) のマスを,マス (i, j) と表す.ビ太郎は今,それぞれのマスにこれら 3 種類のうち 1 個を配置した.今から魔法を発動しようとしてい るが,この魔法の威力はマス目上の宝石,オーブ,金塊の配置によって決まる.具体的には,次の条件を満たす整数 (i, j, k, ℓ) (1 ≦ i < k ≦ H, 1 ≦ j < ℓ ≦ W) の組の個数が,魔法の威力である.条件:マス (i, j) には宝石が,マス (i, ℓ) にはオーブが,マス (k, j) には金塊が置かれている.
ビ太郎は,この魔法の威力が気になっている.マス目上の宝石,オーブ,金塊の配置が与えられたとき,ビ太郎が発動する魔法の威力を求めるプログラムを作成せよ.

句読点代わりのカンマとピリオドというのが、素人目には本格的に映ります。

腕に覚えのある方、腕試しにいかがでしょうか?
https://www.ioi-jp.org/problem_archive.php

次回開催

次回の第32回国際情報オリンピックは2020年7月にシンガポールで開催予定。日本代表選手の選考会も兼ねた日本情報オリンピックも開催中です。
応援よろしくおねがいします!
https://www.ioi-jp.org/joi/2019/index.html

写真提供:情報オリンピック日本委員会